アマゾンの現場より

ブラジル・アマゾンでの大規模火災は、ニュースを見るたびに心が痛く、

アマゾンの森は一度失ってしまうと、元に戻るにはとんでもない歳月がかかり

生態系含め現状に戻るのは不可能といわれています。

 

今現在(2019年8月30日)、RFJ代表の南研子とRFJプロジェクトコーディネートの下郷さとみの2人は、

ブラジル・アマゾンの支援対象地域に入っております。

 

2019年8月半ばに、「消防団事業」「養蜂事業」の現地視察の為に日本からブラジルへ、

19日にサンパウロから最初の支援対象地の村(消防団事業)へ向かいました。

日本で大規模火災がニュースになる直前に日本を発ったので、当時安否が心配でしたが無事が確認でき、

今のところ支援対象地でもあるシングー川中流、上流域への被害は大きくないそうです。

ですが、例年より更に乾燥・高温が酷く、とても厳しい状況にあるそうです。

◆今なぜ森林破壊が起こっているか、その原因の詳しい説明はこちら→「アマゾン破壊の現状」

 

最初の村から一番近い街では通信機器が使用でき、下郷さんがFacebookで「アマゾン現場からの報告」として

セスナ機から見た光景の写真と文章で、今のアマゾンを報告してくれました。

代表の南からも、現地からメッセージを投稿してくれました。

◆Facebookはこちら→熱帯森林保護団体Facebookページ

 

(2019年9月19日 photo:下郷さとみ/RFJ)

 

 

代表の南は、1989年から30年間RFJを続け、今回で33回目のアマゾン入り。

述べ2000日以上アマゾンの村で生活してきました。

30年前と現在で、悲しいことに訴えていることは変わらず、年々アマゾンの森が消失していきます。

 

近年、アマゾンでの火災が深刻化してきた状況のなかで、この状況を防ぐために先住民の若者らが立ち上がり

消防団を結成し、RFJではこの事業を2015年から本格的に支援を開始しました。

これからも、先住民族の支援を通し、アマゾンの森が失われないよう支援を続けてまいります。

 

このニュースを受け、アマゾンに関心を持たれた方、心配の声や応援メッセージなど

色々な方面からお声がけいただき、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

心より感謝申し上げます。

 

まだまだアマゾンは厳しい状況です。

みなさまからのご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

 

(東京事務所スタッフ)

前の記事 次の記事
更新情報トップ
Page Top